2011/10/20

オンラインからオフラインへ「O to oO」。

スマホの普及が、インターネット通販の伸びをけん引している。
従来インターネット通販とは、お店に行かずとも…というのが一般的な流れだったが、スマホの普及により、消費者をネットから店舗に集客する動き「O to oO(オンラインからオフラインへ)」が加速しているという。
さらに来店客をネットでも取り込む流れも生まれており、それがネット通販の拡大にはずみをつけているのだと。

Oto oOとはネットから小売店舗へ集客する言葉だそうで、2010年ごろからアメリカを中心に使われだした言葉らしい。
店側はSNSや位置情報などを駆使し、消費者の来店を促す。

さらに、普及が進むスマホは画面が大きいため、ネット通販においては、「操作しやすい」「商品が見やすい」など適している。SNSなども利用しやすいため、実際に店に行ってほしい商品がなくても、その場でネットで商品購入も商品を探すこともできる。

スマホの機能を活かし、SNSやツイッターなどを使いクーポンなどを配布し、店頭に呼び込むこともできれば、店頭からネットへの誘導も可能となった。ということか。

ユナイテッドアローズ(UA)は10月からスマホの位置情報を使った集客を始めた。1回来店するだけで30ポイント(30円相当)をプレゼントする。客は店内でスマホのアプリ「スマポ」を立ち上げると自動的にポイントがたまる仕組み。現時点、UAでは店舗でしかポイントは使えず、ネット通販で急増する客を店舗に呼び込む作戦。UAではネット通販の売上高の伸び率が31.7%増と他に比較しても大きな伸びを示している。ネットの顧客を店舗へと誘導していきたい考えか。

過去、インターネット通販が、実際の店舗よりもコストがかかり、利も薄いケースもあるという記事をみた。当然すべてではないだろうが、特に店舗を持つ小売店にとっては、この流れは大いに注目すべきではないだろうか?

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